Nothing to gain

得るものは何もない。

36.

推しの出演舞台が始まる。

泪橋ディンドンバンド」。
推しにハマった2016年が初演で、その後メインキャストを変えながら今回の4作まで来た。
毎回誰かしらが現状に将来に悩んで凹んでそこから解決策と気持ちの落としどころを見つけていく、
というパターン化しているといえばしている作風。
けれども、その悩み落ちる過程は演者の等身大を書き出していることでリアリティがあり、
やや内輪受けになりつつあるギャグやらはあるけども他の舞台とは違う良い意味で、
緩やか穏やかなこの作品を年1で観るのが好きだった。

今年は毎年の劇場である博品館劇場は変えず着席数を減らして上演。
決して大きくはない劇場に一定時間の間止まることに対して踏ん切りが付かず、
一つだけチケット先行に申し込んでその結果に沿おうと思い、推し先行で申し込み。
結果は落選し席がご用意されなかったので、今年はそういう年だと諦めを付けた。

毎年のルーティンのようになっていた作品に穴を開けてしまうのは残念だけど、
今年だけ、今年だけの辛抱だと言い聞かせる。
来年はちゃんと観られると良いなぁ。

キャスト・スタッフ、観劇された方々全員が無事で幕を下ろせますように。